良質の読み物
★★★★☆
2007-03-28
早稲田大学教授であり建築家の随筆です。
雑誌「室内」に連載されていたということです。
題名の通り、日々思ったことを書き留めたものですね。
魅力は、該博さと文の面白さ、なにより「建築」というものを知りたい人・知るべき人にとって基礎になるべき価値観を作る助けになると思います。
私が読みながらメモしたものを記します。
*全ての現象は経済の力によって達成される。*ノンフィクションがフィクションの後追いしか出来なくなっている。*古代ピラミッドや古墳を作った王が、現代では個人の欲望に置き換わっている。*現代は空間よりも設備(環境装置)を求めている。*現代=企業社会=管理社会=自分で物を作る快楽が少ない時代。*結論を言ってしまうだけの人生はいかにもつまらない。
上質な紙を使っているようですが写真が無く、238ページでこの価格は少し高いと思いました。
内容は良かったです。現実的ヒントを求めて読む本では無いと思います。
