用語集

20世紀の建築と言えば「鉄とコンクリートとガラス」Ⅰ

yjimageKK257U0I.jpgyjimageDXWOMO4U.jpgyjimage[1].jpg20世紀の建築と言えば、「鉄とコンクリートとガラス」。では、鉄とコンクリートとガラスは20世紀に発明(発見)された?・・・。とーんでもございません。鉄は紀元前3300年~紀元前3000年頃の、例のメソポタミアのウルク遺跡から鉄片が見つかっている(ただし隕鉄)。紀元前15世紀頃の、御存じヒッタイトは、高度な製鉄技術により鉄製の強力な武器を作っていました。コンクリートは、ローマ帝国ですでに多用されていて、今日でも多くの建築物が残っている(パンテオンがその代表的な建築)。ただし、現代の鉄筋コンクリートとは違い、鉄筋は使用されていない。さて、ガラス・・・黒曜石などの天然ガラスは石器時代の石包丁や矢じりとして利用されていた。鋳造ガラスのの始りは、紀元前2000年頃のエジプトや西アジアで、現代のガラス器製造の基本技法の宙吹きは、紀元前1世紀にエジプトのアレクサンドリアで発明された。ただし、現在使用されている安価で安定したフロートガラス(板ガラス)は1950年代になって、製造されるようになったが・・・。

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